こんにちは、イノウエです。
早いものでもう12月、2016年が終わろうとしています。
今週から、毎年恒例の(というわけでもないのですが)年末特別連載企画・CORAL今年の自分を表す四字熟語2016【今年の私「●●●●」】をお送りします。コーラルスタッフがこの一年を振り返り、今年の自分を四字熟語で表現してみようというこの企画、スタッフそれぞれの一年についてご覧くださいませ。
第一弾は私イノウエです。
今年、私は「原点回帰」しました。
何かにつけて「昔どうだったか」を知るのが昔から好きで、何かが起こった時や気になった時などに「これはいつ何がどうなってこうなったのか?」と経緯を遡って考えるのが習慣になっています。
例えば、宮川にちょっと面白い癖があれば、子供の頃のことなど聞きながら「ああ、それでこうなるのか」と納得したり。近所の昔お墓だったとされる場所で工事中に事故が多発したと聞けば古い史料を調べてみたり。
そんな性格だからか?大学では歴史学を修めました。歴史は私にとって人生の根幹であり未来への指針でもあり。原点だと思っています。
さて、コーラルではウェブの関連業務を幅広く請け負っています。
現代のような高度な情報社会において、最前線にいると言ったら過言かもしれませんが、近いものがあると自負しています。
それにしても、なぜこのように情報化が進んだのか。
1940年代に電子式計算機が生まれてから100年も経っていないのに、この変わりようは一体どうしたことだ(1940年代の記憶は私にはないですが)。
また、情報化は何にどのように影響を及ぼして現代社会のような様相を呈するようになったのか。
今年はこの点で原点回帰しました。
情報学の入門書一冊、で済めばよかったのですが、この類のものを読み始めたら広がりが止まりません。情報化の影響はとても広く、
- 倫理
- 正義
- グローバリズム
- 新自由主義
- 諸種依存症
- アラブの春、ISIS
- ポピュリズム
といったテーマのものまで読むことに・・気づけば積み上げた高さ50cmくらいの本の山が3つばかりできていました。
一見関係なさそうなテーマのようですが、社会の問題や現象というのは相互に関連しているもので、ある著名な社会学者が2001年に書いたグローバリゼーションの未来についての本を読んで初めて、ゲーム依存、ネット依存、スマホ依存について合点がいきました。
また、情報化の結果としてのグローバリズムについて書かれた本を読んだら、イギリスのEU離脱、アメリカ大統領選におけるトランプ氏の躍進についてわかったような気になれたり。
企業のウェブが絡む諸種不祥事や炎上については、技術者倫理や情報倫理、企業倫理といった倫理の分野の本を読んでみたら、曇っていた視界が一気に開けていきそうな気配を感じました。実際には開けていないのが残念なところですが・・でも一応「実事求是」ということで。
この情報化社会において、コーラルを含むIT & ICT企業、他の企業や団体組織、そして個人はどうあるべきか。
またどうあることができるのか。
毎日脳トレ?でワクワクの一年でした。
皆様にとってはどんな一年だったでしょうか。
ではちょっと早いですが、良いお年をお迎えくださいませ。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。