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落語にふれて思うこと

こんにちは。akiです。
コロナ禍の中、エンターテイメント業界も少しずつ規制が緩和され、さまざまなイベントが再開されている今日この頃。

友人に誘われ、ある落語家さんのミニイベントにお邪魔してきました。
実はわたくし、落語を生で聞くのははじめてだったので、少し緊張しながら席につきました。
定員30名の小さなスタジオで行われたので高座がものすごく近くてびっくり。ビギナーにはもったいないぐらいの空間です。

落語家さんも観客の横をすり抜けて高座に上がっていたので、大ホールでは味わえない身近な感覚も新鮮でした。

そして、基礎知識のあまりない私でも分かる古典落語を聞いたのですが、情景が次々と浮かんでくるような噺のテンポの良さに、ただただ圧倒。特に紙を細かく切っていって最後に息をフッと吹きかける場面があったのですが、そこにないはずの紙吹雪が舞うさまが私には見えました。

当然そこには紙も刀もありません。でも、日夜磨かれる円熟の表現力で生み出された紙吹雪の中にたたずむ姿は、まさに伝統芸能にふさわしいといえる圧巻のさまでした。そして、正確に相手の懐に語りかけることの奥深さ、伝えることの難しさとすばらしさを一気に体験させてもらった気がしました。

私も日頃からWebサイトを制作するにあたり、適材適所への表現を練りつつも伝わりやすい文章を心がけていますが、デザインと文字との調和や文章量(とご予算と)……。最適解を求めるのは永遠のテーマだと思っています。
弊社にご依頼いただくクライアントの想いを、Webサイトを訪問するお客さまへと正確に繋げられるよう、日々表現力を磨かないといけないなと痛感しました。

また機会があれば足を運んでみたいと思います。 とても楽しかったです!