こんにちは、hiroです。
Photoshop 24.5(2023年5月リリース)に導入された「削除ツール」を使ってみましたのでご紹介いたします。
「削除ツール」は
インテリジェントなテクノロジーを使用して不要なオブジェクトを削除し、オブジェクトの整合性と、複雑で多様な背景にある深度を保持しながら、自動的に背景を塗りつぶします。
アドビブログ(https://blog.adobe.com/jp/publish/2023/05/24/cc-design-photoshop-update)
というものです。
実際に試してみました。
削除ツールを使う前の元の画像がこちらです。
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削除ツールを使って花と花瓶を消してみます。
手順
1.グループから「削除ツール」を選択。
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2.オプションバーにある「サイズ」を指定。ブラシのサイズを指定します。今回は83としました。

3.「各ストローク後に削除」にチェックを入れる。
チェックを入れると、ツールでブラシで使うとすぐに塗りつぶしが適用されます。
チェックを外した場合は、適用ボタンをクリックした後に塗りつぶしが適用されます。
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4.削除したい範囲をブラシで塗る。

塗り終わると、自動で削除と塗りつぶしが行われます。少し待ちます(今回は十数秒かかりました)。
削除ツールを使った後の画像がこちらです。
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背景のソファやラグが違和感なく塗られています。
ソファに少し白い点のような跡がついているところがありますが、自動でここまでできるのは驚きです。
この画像から、白い点の箇所を削除ツールで消したものが下記です。
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作業を始めてから2分程度でここまでになりました。テーブルの影やソファの輪郭などまだ調整が必要ですが、最初から従来のコピースタンプツールを使うより早くできるので、かなり便利な機能だと思います。
今後、写真を編集する際には使っていきたいと思います。