今回は、最近私が読んだ本をご紹介したいと思います。
それは私の好きな認知科学者、苫米地 英人(とまべち・ひでと)氏の「テレビは見てはいけない」という本です。
苫米地氏は、とある有名な事件の脱洗脳にも関わった経験のある日本の認知科学者です。
カーネギーメロン大学計算言語学博士でもあり、ジャストシステム基礎研究所所長も務めたりと、調べれば調べるほど華麗な経歴の持ち主です。
「世界の戦争と差別をなくすのがゴール」とよく語っています。
そんな苫米地氏が書いた、ちょっと衝撃的なタイトル「テレビは見てはいけない」は、マスメディアの危険性と裏事情に鋭く斬り込んだ内容となっています。
テレビから情報を得る際に、私たちが注意しなければならない事柄をわかりやすく提示してくれています。
私たちは、「宣伝」といえばテレビ番組の合間にある「コマーシャル」を思い浮かべますが、
実はテレビ番組の内容自体もコマーシャルの様なものだと捉えるべきだと、この本では説明しています。
情報を得る際には全てを鵜呑みにはせず、
「スポンサーは誰なのか」
「この報道によって誰が得、または損をするのか」
「媒体のこれまでの報道傾向はどうか」
「他の情報、反対側の意見はどうか」
「情報ソースを調べる」等
上記の様な多面的な視点を持つ必要があると教えてくれています。
この本は発売が2009年なので、今から随分前のものになります。しかし、今の時代でもインターネットメディアも含めて考えると「なるほど!」と納得できる内容でした。
皆様も是非、ご一読くださいませ。