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絵解き的マトソンライン

こんにちは、akiです。暑いですね。

今月のAinaMallマンスリースペシャルは、マトソンラインのメニューカバーのひとつ、ユージン・サベージ(Eugene Savage)の「Festival Of The Sea」です。

Festival Of The Sea
「獲ったどー」って、60年以上前からあったんだなあ、とのんきなことを考えてしまいました(中央下)

いきなり話はそれますが、わたくしが学生の頃、ゼミでよく「絵解き」の会を訪問していました。「絵解き」は要は絵の説明なのですが、お寺などに古くから伝わる涅槃図や曼荼羅絵などを、お坊さんが分かりやすく民衆に解説していたことに由来します。今でもわずかに残っている伝承文化のひとつです。
……そんな会に地味に地味に参加していくうちに、絵解きもどきで絵を見てしまう癖がついてしまいました。それが地獄絵図ではなくて、地上の楽園、しかもハワイの絵であっても、です。

この「Festival Of The Sea」も、ハワイ古来の地引網のような方法で魚を獲り、海の恵みへの感謝を体いっぱいにあらわす民衆の躍動感がたまらない、夏にぴったりの作品。男性と女性の立ち位置がだいたい左右に分かれているところや、人々の視線の角度などなど、もっと突き詰めていくといろいろと隠れたメッセージがあるような気がしてきます。うーん、奥深い。

お気に入りの額に入れて飾ると、お部屋もきっと華やぐことでしょう。興味のある方はお早めにどうぞ!